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防具好きに読んでもらいたい


剣道の面色にはいろんな、言い伝えがありますね


どれが正解でどれが間違いとかもありませんが、防具の作り人として受け継がれてきたことがあります



それは神社をモチーフとして、色が付けられていると修業時代に習いました。

それまで見えやすいからとか思ってましたが。そうなんだぁと考えさせられた記憶があります。


本当に数多くある中の一つの答えとは思いますが当時は衝撃的でした。


防具を製作しているとき、師匠が川辺君何を思って防具を製作していますか?と。


「使いやすく綺麗に作ろうと思ってます」


それもそうだが、神聖なる道具だよ。特に最後の色塗りは命を吹き込むんだよ。

神社の鳥居をくぐるとき人は何を思う?いろんな思いがあるのではないか?


剣道で面をつけるときは、姿勢を正し、いまから沢山の想いをこめ頭をくぐらせる。


神社に入るときも同じで姿勢を正し一礼して鳥居をくぐる


面も鳥居に入るときと同じ縁起や安全を願い頭をくぐらせる。


その思いをもとに作り人は朱と黒で塗るんだよ。縁起もんなんだよ防具はと。

「作るときに使う人の想いをかなえる防具作りをしなさい」


と教えられた記憶があります


剣道防具は、作り人の想いも込められています。大事に使ってもらい、面をかぶるときは鳥居をくぐるときと同じように姿勢を正し気持ちを整えると思えば剣道が上達しますよ。なんてこともいえるレベルではありませんが、少し頭に入れてもらいますと作り人としては嬉しいです







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