「その“かたつむり型”、本物ですか?」 ― 商標登録と模倣品の境界線 ――その形に込められた責任 ―
ALL JAPAN BUDOGU GROUP 「かたつむり型」はなぜ守られるのか 商標登録と、形に込められた責任 剣道防具には、長い年月の中で磨かれてきた“形”があります。 その中でも、ひときわ特徴的なものが、 「かたつむり型」と呼ばれる籠手です。 そして現在、この「かたつむり甲手」は、 全日本武道具グループ・株式会社日本剣道具製作所が正式に商標登録しています。 これは単なる名称ではありません。 そこには、長年の製作の歴史、ものづくりの責任、そしてお客様との信頼を守り続けてきた背景があります。 ■ 商標登録について 登録番号:第6923261号 商標:かたつむり甲手 区分:第28類 剣道用甲手(小手) 商標権者:株式会社日本剣道具製作所 ■ かたつむり型とは何か 「かたつむり型」とは、籠手の拳部分に横へ流れる独特の立体形状が入り、さらにその流れに沿って飾り糸が入る仕様を指します。 拳に横方向へ流れる独特の形状 その流れを強調する横方向の飾り糸 握りやすさ、収まり、見た目の存在感まで考えられた設計 長年の製作経験の中で形づくられてきた仕様 つまりこれは、単なる装飾ではありません。 長年の経験と工夫の中で生まれた、意味のある形です。 ■ この形の背景にある歴史 この「かたつむり型」には、明確な経緯があります。 長年、数十年にわたり、長崎の永武堂の商品は、 宮崎の日本剣道具製作所で製作されてきました。 その長い製作の中で、現場で作り続け、改良を重ね、守り続けてきた形のひとつが、この「かたつむり型」です。 形だけが独り歩きしていたのではなく、 実際の製作現場と職人の技術の中で積み上げられてきた仕様です。 ■ 突然の倒産と、当社が直面した現実 しかしその後、永武堂は急な倒産となりました。 当社としても、すでに商品を製作し、出荷していたにもかかわらず、 入金が実らないケースが多々発生しました。 ものづくりの現場としては、非常に厳しい状況でした。 ■ それでも最優先にしたのは、お客様に迷惑をかけないこと 私たちが一番に考えたのは、 「長年ご愛用いただいているお客様に迷惑をかけられない」 ということでした。 急に供給が止まること。 急に形がなくなること。 急に品質が変わること。 それは、長く使ってくださっているお客様に対して、あってはならないことだと考えました。 そのため、話し合いのうえで、責任を持って形を守り、継続していくために、 「かたつむり甲手」の商標を取得する判断に至りました。 ■ 正規品について この「かたつむり甲手」は、当社グループが製作する防具に使用される仕様です。 現在、 西都防具 ALL JAPAN PITCH MUGEN をはじめ、全国の当社へ正式にご依頼をいただいたブランド・販売店様の商品に使用されています。 つまり、当社が製造、または製作に関わっている商品が正規品です。 ■ 最近、類似品が多く見受けられます 現在、この「かたつむり型」に関して、類似品や模倣と思われる形状が多く見受けられるようになっています。 特に、 拳に横へ流れるような形状を入れたもの 飾り糸の入れ方を似せたもの 全体の印象を近づけたもの など、形だけをなぞるような製品も見られます。 ■ 保護している内容について 当社が守っている「かたつむり型」とは、 拳に横へ流れる独特の立体形状および、それに沿って配置される飾り糸を含む一体の仕様を指します。 この形は、単なる見た目ではなく、長年の製作実績、職人の技術、取引の歴史、そしてお客様に迷惑をかけないために守ってきた責任の上に成り立っています。 そのため、これらの特徴を有する形状を、当社の関与なく製作・販売する行為は、権利侵害に該当する可能性があります。 ■ 今後について 当社グループでは、この「かたつむり型」の形状、特に拳に横へ入る独特の流れと、それに伴う飾り糸を含む仕様について、正式に守るべきものと考えています。 既に市場において確認されている事例もあり、今後は継続的に確認・対応を行ってまいります。 安易な模倣や類似形状の製作・販売については、必要に応じて適切に対応してまいります。 守るということは、過去と未来の両方に責任を持つことです。 技術を守る。 歴史を守る。 信用を守る。 そして、本当に良いものを次の世代につないでいく。 形は真似できても、背景は真似できません。 だからこそ私たちは、本物を守り続けます。 #剣道 #剣道防具 #籠手 #甲手 #かたつむり型 #かたつむり甲手 #商標登録 #日本剣道具製作所 #全日本武道具 #ALLJAPANPITCH #MUGEN #西都防具 #本物を守る #Kendo
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