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全日本武道具 日本剣道製作所 防具ができるまで

防具ができるまで

品質に自身があるからこそ全ての工程を公開しています。
日本剣道具製作所は剣道防具の全てを制作することが出来る日本最後の工場です。

剣道防具の紹介Kendo protection

剣道具は、面・籠手 ・胴・垂の4種からなります。

MEN

頭部と喉の保護具です。顔面の部分は金属の格子(面金)で保護され、竹刀が顔に刺さらないようになっています。肩から頭頂部にかけては刺し子(面布団)で覆うような造りになっています。喉を保護する部分は突き垂と呼ばれ、突きを受ける部分であることから、特に強固に作られています。突き垂の内側には、さらに突きの衝撃を和らげるための内垂があります。

①面金を作る

・台輪と呼ばれる外枠を作ります。

・たて金の蜂にひもを通して組み立てます。

※内側を赤くするのは光の乱反射を防ぎ眩しくしないようにするためです

②アゴ部分を作る

・何種類もの素材を重ね合わせて、丈夫なアゴ部分を作っています。

③面布団を作る

・熟練の職人がしっかりと縫い、それが組み立ての職人に運ばれます。

④面金に牛皮とアゴつける

・乾燥すると非常に丈夫な牛皮(生皮)と丈夫なアゴを付けます。

⑤面布団を縫い付ける

・長年培った職人の手で、しっかりと丁寧に縫い付けます。

籠手

KOTE

手から肘より前の部分にかけての保護具です。刺し子で作られた腕を保護する甲手布と、鹿革または合成皮革などで作られた拳の部分を保護する甲手頭とを主部とし、その両者を筒と呼ばれる強固な部分でつないだ構造を持ちます。
化学繊維ではなく、軽くて吸収性の良い鹿毛を甲手に詰めているのが特徴です。

DOU

胸から腹、腋下にかけての保護具です。胸部分は硬い芯材を牛革で覆った構造を持ち、打撃を受け止める腹・腋下部分はプラスチックや竹などの丈夫な素材で作られています。

TARE

腰、局部の保護具です。最上部の垂帯と、3枚の大垂・2枚の小垂から成ります。他の防具と異なり直接打撃を受けないことから、強固な材質は使われず、全体が刺し子及び布地で作ります。
ここでもきめ細かい刺繍や、手縫いだからこその丈夫さが求められます。

作業風景Operational landscape

世界中の剣道家様のために、剣道の発展のために、
最高の防具を求めて走り続けます。

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