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  • 「その“かたつむり型”、本物ですか?」 ― 商標登録と模倣品の境界線 ――その形に込められた責任 ―

    ALL JAPAN BUDOGU GROUP 「かたつむり型」はなぜ守られるのか 商標登録と、形に込められた責任 剣道防具には、長い年月の中で磨かれてきた“形”があります。 その中でも、ひときわ特徴的なものが、 「かたつむり型」と呼ばれる籠手です。 そして現在、この「かたつむり甲手」は、 全日本武道具グループ・株式会社日本剣道具製作所が正式に商標登録しています。 これは単なる名称ではありません。 そこには、長年の製作の歴史、ものづくりの責任、そしてお客様との信頼を守り続けてきた背景があります。 ■ 商標登録について 登録番号:第6923261号 商標:かたつむり甲手 区分:第28類 剣道用甲手(小手) 商標権者:株式会社日本剣道具製作所 ■ かたつむり型とは何か 「かたつむり型」とは、籠手の拳部分に横へ流れる独特の立体形状が入り、さらにその流れに沿って飾り糸が入る仕様を指します。 拳に横方向へ流れる独特の形状 その流れを強調する横方向の飾り糸 握りやすさ、収まり、見た目の存在感まで考えられた設計 長年の製作経験の中で形づくられてきた仕様 つまりこれは、単なる装飾ではありません。 長年の経験と工夫の中で生まれた、意味のある形です。 ■ この形の背景にある歴史 この「かたつむり型」には、明確な経緯があります。 長年、数十年にわたり、長崎の永武堂の商品は、 宮崎の日本剣道具製作所で製作されてきました。 その長い製作の中で、現場で作り続け、改良を重ね、守り続けてきた形のひとつが、この「かたつむり型」です。 形だけが独り歩きしていたのではなく、 実際の製作現場と職人の技術の中で積み上げられてきた仕様です。 ■ 突然の倒産と、当社が直面した現実 しかしその後、永武堂は急な倒産となりました。 当社としても、すでに商品を製作し、出荷していたにもかかわらず、 入金が実らないケースが多々発生しました。 ものづくりの現場としては、非常に厳しい状況でした。 ■ それでも最優先にしたのは、お客様に迷惑をかけないこと 私たちが一番に考えたのは、 「長年ご愛用いただいているお客様に迷惑をかけられない」 ということでした。 急に供給が止まること。 急に形がなくなること。 急に品質が変わること。 それは、長く使ってくださっているお客様に対して、あってはならないことだと考えました。 そのため、話し合いのうえで、責任を持って形を守り、継続していくために、 「かたつむり甲手」の商標を取得する判断に至りました。 ■ 正規品について この「かたつむり甲手」は、当社グループが製作する防具に使用される仕様です。 現在、 西都防具 ALL JAPAN PITCH MUGEN をはじめ、全国の当社へ正式にご依頼をいただいたブランド・販売店様の商品に使用されています。 つまり、当社が製造、または製作に関わっている商品が正規品です。 ■ 最近、類似品が多く見受けられます 現在、この「かたつむり型」に関して、類似品や模倣と思われる形状が多く見受けられるようになっています。 特に、 拳に横へ流れるような形状を入れたもの 飾り糸の入れ方を似せたもの 全体の印象を近づけたもの など、形だけをなぞるような製品も見られます。 ■ 保護している内容について 当社が守っている「かたつむり型」とは、 拳に横へ流れる独特の立体形状および、それに沿って配置される飾り糸を含む一体の仕様を指します。 この形は、単なる見た目ではなく、長年の製作実績、職人の技術、取引の歴史、そしてお客様に迷惑をかけないために守ってきた責任の上に成り立っています。 そのため、これらの特徴を有する形状を、当社の関与なく製作・販売する行為は、権利侵害に該当する可能性があります。 ■ 今後について 当社グループでは、この「かたつむり型」の形状、特に拳に横へ入る独特の流れと、それに伴う飾り糸を含む仕様について、正式に守るべきものと考えています。 既に市場において確認されている事例もあり、今後は継続的に確認・対応を行ってまいります。 安易な模倣や類似形状の製作・販売については、必要に応じて適切に対応してまいります。 守るということは、過去と未来の両方に責任を持つことです。 技術を守る。 歴史を守る。 信用を守る。 そして、本当に良いものを次の世代につないでいく。 形は真似できても、背景は真似できません。 だからこそ私たちは、本物を守り続けます。 #剣道 #剣道防具 #籠手 #甲手 #かたつむり型 #かたつむり甲手 #商標登録 #日本剣道具製作所 #全日本武道具 #ALLJAPANPITCH #MUGEN #西都防具 #本物を守る #Kendo

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  • なぜ世界の防具工場は消え、新しい工場は生まれないのか ― 職人・材料・指揮者、剣道防具製造の核心 ―

    SPECIAL FEATURE なぜ世界の防具工場は消え、 新しい工場は生まれないのか ― 防具工場を決めるのは職人ではなく「指揮者」である ― 世界の剣道防具工場は、なぜ次々と消えていくのか。 そして、なぜ新しい防具工場はほとんど生まれないのか。 この問いには、防具業界の核心とも言える理由があります。 多くの人はこう考えます。 「良い職人がいれば工場は続く」 しかし現実は違います。 良い職人がいても工場は崩れます。 防具業界を長く見てきた人間なら、誰もが知っている事実です。 そしてこれこそが、世界の防具工場が消えていく理由の一つでもあります。 ■ 防具は単なる縫製ではない 剣道防具は単なる縫製製品ではありません。 防具の品質は 作り方 材料 面金 革 布団構造 剣道での使われ方 これらすべてが一体となって成立します。 部分的な理解では作れない道具なのです。 しかし多くの工場では、この全体を理解している人間がいません。 作り方が少しずつ変わる。 材料が少しずつ変わる。 品質基準が少しずつ下がる。 そして数年後、 「昔は良かった工場」 ■ 職人も大切、しかしそれ以上に重要な存在 もちろん職人は、防具工場にとってかけがえのない存在です。 長年の経験。 手で覚えた技術。 一針一針の積み重ね。 しかし、防具工場にはもう一つ極めて重要な存在があります。 それが管理者、つまり工場の指揮を執る人間です。 ■ 工場は「指揮者」で変わる 防具工場はオーケストラと同じです。 どれだけ優れた演奏者がいても、指揮者が間違えば音楽は崩れます。 防具工場も同じです。 工場はトップの指揮で右にも左にも変わります。 作り方 材料の選定 品質基準 職人の教育 これらすべてを決めているのは管理者です。 防具を理解していない経営者が上に立った瞬間、工場は崩れ始めます。 ■ 多くの工場が崩れていく理由 もう一つ、業界でよく起きることがあります。 それは、経営者や指揮を執る人間の思い込みです。 多くの経営者がこう考えます。 「自分は防具を理解している」 「剣道も分かっている」 「職人が良いから売れる」 そして出来上がった商品を見て、自分で高く評価してしまう。 しかし現実には、市場が求めている品質と少しずつズレていきます。 それでも気付かない。 なぜなら、自分の判断を信じすぎているからです。 防具という世界は非常に特殊で、一見すると作れているように見えてしまう。 しかし、本当の品質の差は数年後に現れます。 こうして工場は、静かに崩れていきます。 ■ 防具工場の強さは「仕入れ」で決まる もう一つ、業界の核心があります。 それは材料の仕入れです。 防具の品質の大半は材料で決まります。 しかし多くの工場は、材料をブローカーにまとめて依頼するという方法を取っています。 そしてこの方法を取る工場は、必ず品質が崩れます。 ■ 本当に強い工場は材料の源流を知っている 材料を一つ一つ理解する 材料の製造元を知っている 直接交渉できる 品質を判断できる つまり材料の源流まで理解しているということです。 ■ 日本剣道具製作所の強さ 日本剣道具製作所と全日本武道具には、このすべてを理解し工場を指揮できる人物がいます。 川辺 尚彦です。 防具の作り方、材料、構造、品質、剣道。 さらに材料の製造元とも直接交渉できる人物です。 そのため、日本剣道具製作所では材料、製造、品質の判断が一つの基準で統一されています。 製造から材料の源流まで、すべてを把握している指揮者なのです。 ■ 他を寄せ付けない理由 防具工場は、職人、作り方、材料、仕入れ、剣道への理解、 このすべてが揃わなければ成立しません。 そして、このすべてを補えている工場は世界でもほとんど存在しません。 しかし日本剣道具製作所と全日本武道具は、そのすべてを備えています。 ■ 全国から受注が絶えない理由 現在、日本剣道具製作所には全国の剣道家からの注文が集まり続けています。 品質を知っている剣道家が選び続けている結果です。 そして今もなお、日本剣道具製作所と全日本武道具には全国からの受注が絶えることがありません。 CONCLUSION 防具工場は職人では作れない。 防具工場は、すべてを理解した一人の指揮者が作る。

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  • 世界の剣道防具製造工場

    世界の剣道防具製造工場 ― 実は世界でも数えるほどしか存在しない量産拠点 ― 現在、世界で剣道防具を量産できる大規模工場は、実はごくわずかです。 剣道防具は単なる工業製品ではなく、 職人技術と量産管理を同時に成立させる必要がある特殊な製品です。 そのためこの業界は、 「大規模工場」か「小規模工房」に分かれ、 中規模メーカーがほぼ存在しないという極めて特殊な構造になっています。 つまり、技術だけでも、設備だけでも成立しない業界です。 日本 宮崎県 日本剣道具製作所 日本国内で唯一、剣道防具を量産できる製造拠点。 日本で安定して量産できる工場はここだけであり、 現在月間300組以上の防具を生産しています。 国内生産の80%以上を担うとも言われ、実質それ以上とも考えられています。 さらにこの工場は、ミシン刺し剣道防具を世界で初めて開発した製造元であり、 現代の剣道防具の原点となる技術を築きました。 つまり、現代防具の基準そのものを作った存在です。 中国 中国には複数の大規模工場がありますが、 その多くは韓国系オーナーによって運営されています。 瀋陽三信 韓国人オーナー 瀋陽大光 韓国人オーナー 大連城西 韓国人オーナー 錦州三栄 韓国人オーナー 瀋陽三木 中国人オーナー 瀋陽 DONGJIN 韓国人オーナー 中国の特徴は、低価格帯の量産拠点であることです。 特に遼寧省周辺は、長年にわたり世界最大の生産地域となってきました。 中国における全日本武道具の展開と現在 2006年よりOEM・出資・工場設立に関与し事業を展開。 しかし、品質管理や環境変化を踏まえ、 2017年に防具製造から完全撤退しています。 現在は事務所および剣道衣類・紐類の製造を継続しています。 ベトナム ハノイ GALAM(韓国人オーナー) ハノイ SHINKEN(台湾人オーナー) 中国からの生産移転先として注目され、多くの工場が進出しました。 しかし、品質安定・職人定着の難しさにより撤退が相次ぎ、 現在は実質2社のみとなっています。 全日本武道具はハイフォンにて約10年工場を運営し、 手刺し防具を製造していました。 日本の名が高い職人へ手刺し供給を行うなど重要な役割を担いましたが、 2019年にラオスへ統合されています。 ラオス パクセ ALL JAPAN BUDOGU 工場 日本人オーナーによる100%日本資本の防具工場 (親会社:全日本武道具/日本剣道具製作所) 2015年より構築された工場で、 現在世界最大級の製造拠点の一つです。 日本に次ぐ世界第二位の規模とも言われています。 宮崎と連携し、日本の職人が直接指導することで、 日本基準の品質を海外で再現しています。 単なる海外工場ではなく、日本のものづくりを継承する中核拠点です。 フィリピン マニラ 新進(SHINJIN)※倒産 かつては高品質防具の重要拠点でした。 全日本武道具は、2009年前後、フィリピンにおける経営困難な状況を受け、業務提携を開始しました。その際、初期段階で約30万ドルの出資を行うとともに、年間50万ドル以上の取引を継続し、資金面・取引面の両面から事業を支えてきました。さらに技術提供も行い、その中で初代ALL JAPAN PITCHが誕生しました。 しかし、2014年前後に全日本武道具との提携が解消され、その影響も大きく、その後工場は倒産に至りました。 現在のフィリピンの防具製造は、その後、オーナー変更や分裂・倒産を繰り返した結果、かつての100人以上の大型体制は崩れ、2社による小規模な運営体制へと変化しています。 剣道防具産業の特徴 大規模量産工場は世界でもごくわずか 特殊設備と職人技術が必要 参入障壁が非常に高い そのため、新規参入がほとんどなく、限られた工場のみが残る業界です。 全日本武道具の役割 全日本武道具は、世界の製造拠点と連携し、 製造ネットワークを構築しています。 自社工場を中心に、各国の製造元と連携することで、 品質と供給を両立しています。 世界の剣道防具は、限られた工場で作られている。 その中心を支えているのが、全日本武道具です。

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  • なぜ防具業界は川辺尚彦氏を語るのか

    【人物特集】防具業界を動かす男 川辺尚彦氏という存在 剣道防具の世界には、多くの販売店がある。 そして多くのブランドが存在する。 しかし業界関係者の間で、ある一人の名前が挙がることがある。 それが 川辺尚彦氏 である。 剣道防具の世界は、外から見るよりもはるかに特殊な業界だ。 商品を販売することと、防具を作ることは、まったく別の世界と言ってもいい。 材料の知識。 職人の技術。 工程管理。 品質管理。 設備管理。 それらすべてが揃って、初めて防具工場は動く。 そして、そのすべてを理解している経営者は実はほとんど存在しない。 その中で業界関係者が口をそろえて名前を挙げる人物。 それが 川辺氏 である。 工場を理解する経営者 剣道防具の世界では、販売を中心とする企業と、製造を中心とする工場はまったく異なる世界である。 販売には販売の知識があり、工場には工場の技術と経験がある。 しかしその両方を理解している数少ない人物だと言われている。 面、小手、胴、垂。 それぞれ異なる製造工程を持つ剣道防具を、実際の工場運営の中で理解し、技術と生産をまとめ上げてきた。 防具を売る人は多い。 しかし、防具工場を理解している経営者はほとんどいない。 その数少ない一人だ。 二つの防具工場を動かす人物 現在、川辺氏は日本と海外、二つの防具工場の運営に関わっている。 職人技術。 生産管理。 品質管理。 設備運営。 それらすべてを統合しながら工場を動かしている。 この規模の防具工場を動かせる人は日本でもほとんどいない。 その中でも川辺氏は特別な存在だ。 「川辺氏は 世界のどこでも防具工場を作れる」 ― 業界関係者の言葉 ― 業界では、このような言葉が語られることがある。 その言葉の背景には、 「どんな国でも、私一人いれば工場を作り、剣道防具を生み出すことができる」 と語るほどの経験と技術がある。 防具工場を理解し、 職人技術、生産技術、工場運営をすべて把握し、実際に工場を動かしている経営者は多くない。 防具業界の第一人者とも言われる人物。 どこまで作れるかではない どこまで作れるかではなく どこまで責任を負えるか 「防具は剣道家の安全を守る道具である。 だからこそ作ることよりも重要なのは責任を持つことだ。」 編集後記 剣道防具の世界は、外から見れば小さな市場かもしれない。 しかしその裏側には、日本が長い年月をかけて育ててきた技術と文化が存在する。 今回取材を進める中で、多くの関係者が共通して語った言葉がある。 川辺氏のような存在は、この業界では非常に珍しい 防具業界の未来を語るとき、 川辺尚彦氏という名前は、これからも語られていくのかもしれない。 20年ほど前、川辺氏は業界の中で「革命児」と呼ばれたこともあった。 しかし現在、その評価は変わりつつある。 日本と海外の工場を動かし、技術を守り、生産を支える存在として、 防具業界において最も重要な人物の一人となっているからだ。 この先、川辺氏のような人物が再びこの業界に現れる日は来るのだろうか。

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  • 防具工場が生まれない理由 ― 大手スポーツメーカーも踏み込めない世界 ―

    .kendo-article{ max-width: 920px; margin: 0 auto; padding: 20px 18px 60px; font-family: "Hiragino Kaku Gothic ProN","Yu Gothic","Meiryo",sans-serif; font-size: 18px; line-height: 2; color: #333333; background: #ffffff; } /* タイトル */ .kendo-article h1{ font-size: 36px; line-height: 1.5; text-align: center; color: #111111; margin: 30px 0 10px; letter-spacing: 0.05em; } .kendo-article .subtitle{ text-align: center; font-size: 18px; color: #666666; margin: 0 0 40px; } /* 和風の帯デザイン見出し */ .kendo-article h2{ position: relative; margin: 52px 0 22px; padding: 14px 18px 14px 22px; font-size: 24px; line-height: 1.6; color: #ffffff; background: linear-gradient(90deg, #0c2d57 0%, #123d73 100%); border-left: 8px solid #caa43b; border-radius: 4px; box-shadow: 0 3px 8px rgba(0,0,0,0.12); } .kendo-article h2::after{ content: ""; position: absolute; right: 0; bottom: -6px; width: 100%; height: 2px; background: rgba(202,164,59,0.45); } /* 本文 */ .kendo-article p{ margin: 18px 0; } /* 強調 */ .kendo-article strong{ color: #a40000; 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  • 防具5万組の真実。世界は、まだ成長している。

    世界の防具生産数は、なぜ安定しているのか ―― 2020年から2026年、そしてその先へ 2020年から現在の2026年に至るまで、世界には数多くの剣道防具製造工場が存在しています。 しかし、年間の市場剣道防具生産数は大きくは変動していません。 もちろんコロナ禍においては一時的に生産が落ち込みました。 しかし、コロナ以前とコロナ後を比較すると、年間生産数量はほぼ同水準です。 面金が語る「世界の本当の数字」 その理由は明確です。 世界で面金を専門に製造している主要製造元は、実質三社のみ。 面金は、防具の中でも生産数量を最も正確に反映する重要部位です。 ゆえに、この三社の年間生産数を合計することで、世界全体の年間防具生産規模を把握することができます。 現在、三社の面金年間生産数はおよそ50,000~60,000本。 これはすなわち、年間50,000~60,000組の防具が世界で製造されていることを意味します。実はコロナ以前も同じ生産数量なんです 日本は減少? 世界は拡大。 日本国内では剣道人口がやや減少傾向にある可能性はあります。 しかし世界に目を向ければ、剣道は確実に広がりを見せています。 防具生産数が安定しているという事実は、 世界規模において剣道人口が依然として堅調である証でもあります。 これは武道具業界にとって、極めて前向きな数字です。 剣道という文化は、まだ大きな可能性を内包しています。 私たちの挑戦 私たちのグループにおいて、 日本剣道具製作所は日本製防具市場の80%以上を担う生産体制を築いています。 さらに全日本武道具では、月産約400組の防具を製造。 グループ全体を単品換算(面・籠手・垂・胴)すると、 年間およそ30,000点規模の生産となり、その数量は年々増加しています。 「価格」から「品質」の時代へ 現代は「価格」で選ばれる時代から、 「品質」で選ばれる時代へと確実に移行しています。 大量生産・低価格の競争ではなく、本質的な価値が問われる時代。 私たちが魂を込めて製作する防具は、単なる道具ではありません。 それは剣士の人生に寄り添い、未来を支える文化そのものです。 未来は、まだ広がっている 世界の年間生産数が安定しているという事実は、 剣道が衰退していない証拠です。 その可能性は、今なお大きく、そして確実に広がり続けています。 ―― 素晴らしい剣道の未来のために。

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  • 宮崎県企業ランキング33位――再生からの劇的復活

    民事再生を越えて―― 日本文化を守り、再び立ち上がった物語 私たちのグループ会社である日本剣道具製作所は、創業以来ただ一つ、 剣道防具の製造を何より大切にして歩み続けてきました。 しかし時代の流れの中で、日本製は海外製に押され、 私たちは一度、民事再生という厳しい現実に直面しました。 それは単なる経営の危機ではなく、 日本の剣道文化、そして職人の技術そのものが 失われかねない瞬間でもありました。 それでも―― 現場を離れず、黙々と手を動かし続けてくれた職人たちの存在がありました。 「この文化を終わらせてはいけない」 その想いだけを胸に、私たちはもう一度立ち上がり、 今日まで歩みを止めることなく進み続けてくることができました。 そして、このたび―― 宮崎県企業ランキング 第33位九州637社の中の一社として新聞掲載 という評価をいただくことができました。 これは決して私たちだけの力ではありません。 長年支えてくださった全国の剣道家の皆さま、取引先の皆さま、そして共に歩んできた仲間たち―― すべてのご縁の積み重ねによって、ここまで辿り着くことができました。 心より、深く感謝申し上げます。 私たちの使命は、順位を上げることでも、規模を誇ることでもありません。 日本製であることの責任と価値を守ること。 そして次の世代へ、本物の剣道具づくりを確かに手渡していくことです。 これからも驕ることなく、日本のものづくりと真っ直ぐ向き合い、 一つひとつ、丁寧に積み重ねてまいります。 ここまで支えてくださったすべての皆さまへ。 本当に、ありがとうございます。 そしてこれからも―― どうぞよろしくお願い申し上げます。

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  • 防具は、どこで作られているのか。 ― 見えにくくなった現場と、守り続ける仕事

    見えにくくなった、防具づくりの現場 ― 全日本武道具・日本剣道具製作所に聞く いま、防具づくりの「全体像」が見えにくくなっています。 その背景と、私たちが守り続けているものづくりの考え方を、静かに言葉にしました。 ――まず、現在の剣道防具を取り巻く状況について教えてください。 いまの日本では、 数十人規模で稼働している剣道防具工場は、ほとんど存在していません。 日本製防具市場の約80%は、 日本剣道具製作所を有する宮崎県で製作されています。さらに、防具市場全体で見ても、 全日本武道具・日本剣道具製作所の防具が およそ20%を担っていると言われています。 一見すると多い数字に見えるかもしれません。しかし見方を変えれば、 日系企業が自社で製作している防具は、市場全体の20%しかない という現実でもあります。 現在、日本で販売されている多くの防具は、海外企業からの仕入れに依存しています。 そのため、どのような職人が、どのような環境で防具を作っているのか―― その全体像に触れる機会は、ほぼありません。 多くのメーカーや販売店が日常的に接しているのは、 完成した製品、あるいは一部の工程だけです。防具づくりの全体像が、少しずつ見えにくくなっている。私たちは、そう感じています。 また、市場に流通する防具の多くは海外企業がつくる製品が中心です。 これは時代の流れであり、合理的な選択でもあります。しかしその一方で、 作り手の姿や想いが見えにくくなっている側面もあると考えています。 ――その中で、御社が大切にしていることは何でしょうか。 特別なことではありません。 ただ、 誰が責任を持って作っているのかを、はっきり示せる防具でありたい。 その思いだけです。 素材を選ぶこと 形を考えること 一つひとつを仕上げていく工程 最終的な品質の確認 そのすべてに、自分たちの名前で向き合う。 私たちは、その積み重ねを続けてきました。 ――防具にとって大切な価値とは何だとお考えですか。 防具は、単に使うための道具ではないと思っています。 稽古の時間。重ねてきた努力。ときには悔しさや喜びも含めて、 長い年月を共に過ごしていく存在です。 だからこそ――どこで作られたか以上に、誰が思いを込めて作ったのか。 それが静かに伝わるものでありたい。私たちは、そう考えています。 ――これから先、どのような防具づくりを続けていきますか。 大きく変わることは、おそらくありません。 これまでと同じように、目の前の一具一具に向き合い、 時間をかけて丁寧に仕上げていくこと。その積み重ねの先に、使い手にとって意味のある一具が生まれていくのだと思います。 派手さはありません。けれど、静かに続いていく仕事です。 私たちはこれからも、その役割を変わらず担っていきたいと考えています。 ――最後に、これから防具を手に取る方へ伝えたいことはありますか。 特別な言葉はありません。 これから防具を選ばれる方が、その一具と長く向き合い、稽古の時間を重ねていく中で―― ふとした瞬間に、作り手の存在を静かに感じていただけたなら。 それ以上の喜びはありません。 防具づくりは、決して目立つ仕事ではありません。 しかし、見えない場所で積み重ねられてきた時間と技術が、 使い手の歩みを支えていきます。その関係は、これから先も変わらないと信じています。 私たちはこれからも、変わらず―― 一具一具に向き合い続けていきます。 (取材・文=広報部)

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  • なぜ全日本武道具の防具は「別格」と言われるのか ― 日本最大の製造元が貫く、ものづくりの思想 ―

    なぜ 全日本武道具の防具は 「別格」と言われるのか 現在、日本国内で流通している剣道防具の多くは、 海外資本の企業、あるいは外国人オーナーによる海外工場で、 ライン生産(流れ作業)によって製造されています。 この方式は、効率とコストを重視することで、 一定水準の品質を安定して供給できるという利点があります。 一方で、 一具一具の個体差への対応 使い手を想定した細やかな作り込み といった点では、どうしても限界があると指摘されることも少なくありません。 そうした中で、 全日本武道具の製造体制は明らかに異なります。 日本工場の思想を、そのまま製造現場へ 全日本武道具グループの防具は、日本国内工場・海外工場を問わず、 すべて日本資本によって運営されています。https://zennihonbudougu.com/user_data/company 品質管理は、日本人管理者と伝統工芸士の監修のもとで行われ、 日本の工場で培われてきた思想・基準・判断が、 そのまま製造現場に反映されています。 さらに特筆すべき点として、 日本防具界を代表する製造責任者の一人であり、 業界内でも最先端の知見を持つと評され、剣道日本専門誌でも取り上げられている 川辺尚彦 が、製造全体を統括していることが挙げられます。 この 「設計・思想・管理の一貫性」 こそが、他社を寄せ付けない強さの源泉です。 圧倒的な製造規模と、妥協なき品質管理 同グループは、日本製剣道防具市場において 80%以上の製造シェアを担っています。 さらに世界全体で見ても、 約20%に迫る剣道防具が、このグループから生み出されています。 世界の剣道人の約5人に1人が、 同グループの防具を使用している計算になります。 しかし、その強みは単なる数量の多さではありません。 価格が上がっても良い材料を使う。 職人が時間と手間をかけ、一具ずつ仕上げる。 この方針を貫き、 大量ライン生産とは真逆のものづくりを実践しています。 一具を完成させるための工程 裁断 縫製 仕上げ 検品 これらすべての工程は、 「次へ流す作業」ではなく、 その防具を完成させるための工程として位置づけられています。 各工程で複数のチェック体制が敷かれ、 品質確認は何重にも行われます。 「一ランク、二ランク上」と言われる理由 価格帯以上の価値がある。 一ランクも二ランクも上の商品。 そう評価される背景には、 製造思想そのものの違いがあります。 効率を最優先する量産型ではなく、 日本の工場で行われてきた “防具づくり”を、そのまま再現する。 時間も、手間も、コストも惜しまない。 その積み重ねこそが、 長く使われ、試合の現場で信頼され続ける理由なのです。(取材・文=広報部)

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  • クロザン皮の常識を覆す ― 材料からつくる、当社の胴づくり

    【クロザン皮への常識を覆す、当社の胴づくり】 クロザン皮と向き合って90年。 机上の理論ではなく、 毎日手に触れ、作り続けてきた経験 が、 現在の品質を支えています。 剣道防具の胴に使われるクロザン皮は、 「希少で、良い皮はなかなか手に入らない」 「昔のクロザン皮の方が良かった」 ――そんな声をよく耳にする素材です。 しかし、当社においてその常識は当てはまりません。 ■ 毎月400具以上を製造するからこそ、できること 当社は、毎月400具を超える胴を安定して製造しています。 それに伴い、使用するクロザン皮も 数千デシ〜数万デシ単位 で、継続的に製造し続けています。 この製造規模があるからこそ、 単なる“仕入れ”に頼るのではなく、 材料開発そのものに本気で取り組む体制 を築いてきました。 量産できること 継続して使い続けられること 品質を一切妥協しないこと このすべてを成立させるために、 私たちは材料から決して目を背けません。 ■ 革づくりの段階から、当社は関わっています クロザン皮についても同様です。 当社は革の製造業者に出資を行い、 技術指導にも直接関与しています。 さらに、胴の表情を決定づける 金型の設計提案・管理までを自社で完結。 また、革はグレードごとに品質を明確に分け、 用途や仕様に応じて厳密に管理しています。 業者任せではありません。 私たちは「買う側」ではなく、 「一緒につくる側」 として、 革づくりの根幹から深く関わっています。 ■ エンボスが強く、美しく光る本革クロザン皮 そうして生まれるのが、 エンボスが力強く、深く美しく光る本革クロザン皮 です。 見た目の迫力だけでなく、 長期間の使用に耐える耐久性と安定性を兼ね備えた、 胴専用に最適化された、本物の素材 です。 ■ 日本最大規模、そして最古と称される理由 この体制は、一朝一夕で築けるものではありません。 製造を止めず、 数を作り、 品質を守り続けてきた。 その積み重ねの結果として、 日本最大規模、そして最古と称される確信 があります。 材料から逃げない。 製造から目を逸らさない。 それが、 当社の防具づくりの原点 です。

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  • 世界で選ばれ続ける試合用防具 ― ALL JAPAN PITCH 2026 誕生 ―

    【ALL JAPAN PITCH ブランドストーリー】 世界で選ばれ続ける、試合用防具の頂点へ ALL JAPAN PITCH は、2011年の発売以来、爆発的な支持を受け続け、 累計販売数においては 「世界一のブランド防具」 とも称されるまでに成長しました。 時代とともに進化を重ね、常に “試合で勝つための防具” を追求し続けています。 日本剣道具製作所・全面監修 素材から構造まで、すべてを再設計 2026年モデルは、グループ会社・日本剣道具製作所の全面監修のもと、 使用素材を根本から見直し、選び抜かれた最高品質の材料のみを採用。 製作工程においても、日本剣道具製作所の熟練職人の技術と思想を余すことなく反映し、 これまで以上に手間と精度を極めた構造へと進化しました。 次世代スタンダードの誕生 専門誌『剣道日本』でも紹介された通り、本モデルは、 日本剣道具製作所に次ぐ品質を誇る、全日本武道具の自社工場にて一貫製作。 圧倒的な生産体制と、妥協なき品質管理が生み出す次世代のスタンダード。 それが、さらなる進化を遂げた最新モデル―― ALL JAPAN PITCH 2026(取材・文=広報部)

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  • 世界最大級の剣道防具製造グループ ― 全日本武道具が守り続ける「本物のものづくり」

    世界最大級の剣道防具製造グループ ― 全日本武道具のものづくり ― 全日本武道具は、 日本資本・日本管理・一貫生産を貫く、 純粋な伝統工芸を担う日本企業であり、 世界最大級の剣道防具製造グループです。 ■ すべてを自社でつくる「一貫生産体制」 材料の選定・調達から、設計、裁断、縫製、仕上げ、検品、出荷に至るまで。 すべての工程を自社工場・自社管理のもとで行い、 一切の妥協を許さない品質を守り続けています。 ■ 世界最大規模の職人集団 そのものづくりの中心にいるのは、約250名の職人たち。 日本の伝統技術を受け継ぎながら、 現代の試合で勝つための防具を追求し続ける、 世界最大規模の「剣道防具の匠集団」です。 ■ 圧倒的な生産力 グループ全体の月間生産数は 600〜700具。 年間では防具一式で 約7,000具。 面・胴・籠手・垂といった防具単品に換算すると、 年間約30,000点以上 を製造する規模を誇ります。 ■ 技術力が生む「信頼される品質」 この圧倒的な生産力と、 全国のトップ選手・道場・学校から信頼される品質を 同時に実現できているのは、 一貫生産体制と、長年にわたり積み重ねてきた確かな技術力があるからこそです。 「本物の剣道防具を、世界へ。」 伝統を守りながら、進化を続ける。 世界の舞台で選ばれ続ける理由が、 ここにあります。(取材・文=広報部)

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  • 材料を制する者が、品質を制す ― 日本剣道具製作所・全日本武道具のものづくりの原点 ―

    材料を制する者が、品質を制す ―― 日本剣道具製作所・全日本武道具の“見えない強さ” 剣道防具の品質は、どこで決まるのか。 縫製か、仕立てか、それとも職人の技か――。 私たち日本剣道具製作所と全日本武道具は、創業以来、 そのすべての土台にある一つの答えを一貫して示し続けてきました。 それが、「材料を制する者が、品質を制する」という思想です。 材料を見極める“目利き” 防具づくりを本質から理解していること すべてを職人任せにせず、品質を最終的に管理する責任をトップが負うこと このすべてを理解し、決断できる体制こそが、 ものづくりの根幹だと私たちは考えています。 剣道防具は、多種多様な素材の集合体です。 生地、革、面金、藍染糸、芯材。 その一つ一つに長い歴史と専門技術があり、 すべてが伝統工芸としての材料職人と製造職人の手によって支えられています。 品質は、縫う前にすでに決まっている 防具の完成度は、縫い上がった瞬間に決まるのではありません。 素材が工場に届いた時点で、すでにその大半が決まっているのです。 だからこそ私たちは、日本国内の一流材料業者と真正面から向き合い、 価格ではなく、「品質」と「誠実さ」を基準に、長年にわたり信頼関係を築いてきました。 もし工場が、 ・材料業者に無理な値引きを迫り ・目先のコストだけを追い ・真の目利きのできないトップのもとで“安物買い”に走った瞬間 品質は必ず崩れ、ものづくりは安売りの方向へと流れていきます。 それは、剣道防具の世界において最もしてはならない選択です。 私たちは、その道を決して選びません。 短期的な利益ではなく、 10年後、20年後も変わらぬ品質を供給し続けられる体制を最優先する。 その姿勢が、単なる取引を超えた“ものづくりのパートナー”としての強固な関係を生み、 他社には真似のできない安定した最高品質の素材供給を可能にしています。 もう一つの強さ――圧倒的な在庫力 圧倒的な材料ストックという覚悟 今年も、日本剣道具製作所・全日本武道具の工場には、 本格的な防具づくりに向けた万全の材料が揃い始めています。 その在庫量は、業界でも群を抜く規模を誇ります。 面金10,000本以上 藍染生地10,000メートル以上 フェルト数千キログラム 真綿数百キログラム 鹿毛、皮革、各種芯材、毛氈 ほか豊富に保有 原材料を潤沢に保有することは、 資金面でも、保管管理面でも、大きな負担を伴います。 それでもなお在庫を持ち続ける理由は、ただ一つ。 品質を一切妥協しないため 材料不足による仕様変更を決して起こさないため 需要の変動があっても、常に同一品質を安定供給し続けるため 材料が揺らげば、品質は必ず揺らぎます。 だから私たちは、「作れる分だけ売る」のではなく、 「常に最高品質で作り続けられる体制を、先に整える」 という道を選び続けてきました。 見えない基盤が、世界の信頼を支えている 豊富な材料 長年培ってきた材料業者との信頼 そして、圧倒的な在庫力 この“見えない基盤”こそが、 日本剣道具製作所と全日本武道具が何十年にもわたり品質を守り続け、 世界中の剣道家から揺るぎない信頼をいただいてきた、 最大の理由なのです。(取材・文=広報部) /* ここから貼り付け(同ページ内で完結する軽量CSS) */ .ajb-article{max-width:980px;margin:0 auto;padding:24px;line-height:1.95;font-size:16px} .ajb-title{font-size:28px;margin:0 0 6px;letter-spacing:.02em} .ajb-subtitle{margin:0 0 18px;font-size:14px;opacity:.85} .ajb-h3{font-size:18px;margin:22px 0 10px} .ajb-hr{border:0;border-top:1px solid #e9e9e9;margin:22px 0} .ajb-em{font-weight:800} .ajb-quote{border:1px solid #e6e6e6;border-radius:14px;padding:14px 16px;margin:18px 0;background:#fbfbfb} .ajb-quote-text{margin:0;font-size:18px;line-height:1.7} .ajb-points{margin:12px 0 16px;padding-left:18px} .ajb-points li{margin:8px 0} .ajb-inventory{list-style:none;margin:14px 0 16px;padding:0;border:1px solid #ededed;border-radius:14px;overflow:hidden} .ajb-inventory li{display:flex;justify-content:space-between;gap:14px;padding:12px 14px;border-top:1px solid #ededed} .ajb-inventory li:first-child{border-top:0} .ajb-label{font-weight:700} .ajb-value{font-weight:800;white-space:nowrap} .ajb-warning{margin:16px 0;padding:14px 16px;background:#fafafa;border-left:4px solid #111;border-radius:12px} .ajb-warning p{margin:0 0 10px} .ajb-warning p:last-child{margin-bottom:0} .ajb-foundation{margin:10px 0 14px;padding-left:18px} .ajb-foundation li{margin:6px 0} .ajb-closing{margin-top:6px}

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  • 誰も追いつけない理由 ―― 90年の技と覚悟、日本剣道具製作所と全日本武道具

    誰も追いつけない理由 ―― 90年の技と覚悟、日本剣道具製作所と全日本武道具 世界に、日本人が経営する大規模な剣道防具工場は、二か所しかないと言われている。 決して多い数ではない。だが、その二つの拠点こそが、今日の剣道防具の品質と基準を、長年にわたり静かに支え続けてきた存在である。 世界中で剣道防具は使われている。 しかし、その「原点」がどこにあるのかを、正確に知る人は意外に少ない。 約90年前、世界で初めてミシン刺し剣道防具を実用化した工場が日本にありました。 それが日本剣道具製作所です。現在当たり前となっている防具の形状や量産技術の基礎は、すべてここから始まったと言っても過言ではありません。 斜め刺し、具の目刺し、刺し幅や形状――。 刺し方ひとつを取っても、剣道具の世界には無数の議論と改良の歴史がある。 その進化の出発点に、世界で初めてミシン刺し防具を確立した日本剣道具製作所があったことは、業界関係者の間では自然に共有されている事実だ。 宮崎にある日本剣道具製作所には、現在も約60名の職人が在籍し、 内職を含めれば100名以上が製作に関わっている。 日本製剣道防具の8割以上がこの工場から世に送り出されているとも言われる。 日本資本100%のもう一つの拠点 そして、もう一つの拠点が、全日本武道具の海外自社工場である。 企画・設計から縫製、検品、出荷まで、すべてを自社で一貫管理。 日本資本100%、日本人が経営と品質管理を行う工場は、業界でも極めて稀な存在だ。 効率よりも、「責任から逃げない構造」を選びました。 工場も、人も、管理もすべて自社。問題が起きれば必ず自分たちで向き合う。 技術水準は、しばしば「世界第二位」と評されることもある。 しかし目標はただ一つ、日本剣道具製作所の水準に追いつくこと。 両工場から生み出される防具は、月産約700具、年間約8,000具。 世界市場約5万具のうち、日本企業製は2割にも満たない。 それでも、世界の剣道家の10人に1人、あるいは2人が、 日本の工場で作られた防具を身に着け、勝負の場に立っている。 数ではなく、信頼で選ばれてきた防具。 品質と基準で世界を牽引し続けてきた存在―― それが、日本剣道具製作所と全日本武道具である。 90年守り続けてきた「逃げない姿勢」 それは決して過去の栄光ではない。 糸一本、針一針、刺し幅のわずかな差、重さ数グラムの違いにまで、今も目が行き届く。 長い歴史があるからこそ、慢心せず、常に「進化し、より良いものを」と考え続けています。 全日本選手権という最高峰の舞台で、多くの選手が同社の防具を選ぶ。 その事実も、日々の積み重ねの延長線上にある。 ―― 誰も追いつけない理由は、技術の差だけではない。 九十年守り続けてきた「逃げない姿勢」そのものが、 他を寄せつけない最大の強さなのである。 .history-article { max-width: 960px; margin: 0 auto; padding: 30px 20px; line-height: 2.0; font-size: 16px; } .history-article h2 { font-size: 30px; margin-bottom: 8px; } .history-article .subtitle { font-size: 14px; color: #555; margin-bottom: 30px; } .history-article h3 { margin: 40px 0 15px; font-size: 19px; } .history-article p { margin-bottom: 22px; } .history-article blockquote { margin: 30px 0; padding: 18px 22px; background: #fafafa; border-left: 4px solid #111; font-weight: bold; } .history-article .closing { margin-top: 40px; font-weight: bold; }

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  • 年末年始「最後と最初」プレゼント企画キャンペーンの当選者発表

    年末年始たくさんのご注文をいただき、誠にありがとうございます。「最後と最初」プレゼント企画抽選キャンペーンの当選者発表です!✨▼年末最後のご注文 当選者山口県 O様▼年始最初のご注文 当選者茨城県 N様当選されたお客様には、個別でご連絡させていただきます。今後も皆様にお楽しみいただけるキャンペーンを企画してまいりますので、引き続き全日本武道具をよろしくお願いいたします。

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