材料を制する者が、品質を制す ― 日本剣道具製作所・全日本武道具のものづくりの原点 ―
材料を制する者が、品質を制す
―― 日本剣道具製作所・全日本武道具の“見えない強さ”
剣道防具の品質は、どこで決まるのか。
縫製か、仕立てか、それとも職人の技か――。
私たち日本剣道具製作所と全日本武道具は、創業以来、
そのすべての土台にある一つの答えを一貫して示し続けてきました。
それが、
「材料を制する者が、品質を制する」
という思想です。
- 材料を見極める“目利き”
- 防具づくりを本質から理解していること
- すべてを職人任せにせず、品質を最終的に管理する責任をトップが負うこと
このすべてを理解し、決断できる体制こそが、
ものづくりの根幹だと私たちは考えています。
剣道防具は、多種多様な素材の集合体です。
生地、革、面金、藍染糸、芯材。
その一つ一つに長い歴史と専門技術があり、
すべてが伝統工芸としての材料職人と製造職人の手によって支えられています。
品質は、縫う前にすでに決まっている
防具の完成度は、縫い上がった瞬間に決まるのではありません。
素材が工場に届いた時点で、すでにその大半が決まっているのです。
だからこそ私たちは、日本国内の一流材料業者と真正面から向き合い、
価格ではなく、「品質」と「誠実さ」を基準に、長年にわたり信頼関係を築いてきました。
もし工場が、
・材料業者に無理な値引きを迫り
・目先のコストだけを追い
・真の目利きのできないトップのもとで“安物買い”に走った瞬間
品質は必ず崩れ、ものづくりは安売りの方向へと流れていきます。
それは、剣道防具の世界において最もしてはならない選択です。
私たちは、その道を決して選びません。
短期的な利益ではなく、
10年後、20年後も変わらぬ品質を供給し続けられる体制を最優先する。
その姿勢が、単なる取引を超えた“ものづくりのパートナー”としての強固な関係を生み、
他社には真似のできない安定した最高品質の素材供給を可能にしています。
もう一つの強さ――圧倒的な在庫力
圧倒的な材料ストックという覚悟
今年も、日本剣道具製作所・全日本武道具の工場には、
本格的な防具づくりに向けた万全の材料が揃い始めています。
その在庫量は、業界でも群を抜く規模を誇ります。
- 面金10,000本以上
- 藍染生地10,000メートル以上
- フェルト数千キログラム
- 真綿数百キログラム
- 鹿毛、皮革、各種芯材、毛氈 ほか豊富に保有
原材料を潤沢に保有することは、
資金面でも、保管管理面でも、大きな負担を伴います。
それでもなお在庫を持ち続ける理由は、ただ一つ。
- 品質を一切妥協しないため
- 材料不足による仕様変更を決して起こさないため
- 需要の変動があっても、常に同一品質を安定供給し続けるため
材料が揺らげば、品質は必ず揺らぎます。
だから私たちは、「作れる分だけ売る」のではなく、
「常に最高品質で作り続けられる体制を、先に整える」
という道を選び続けてきました。
見えない基盤が、世界の信頼を支えている
- 豊富な材料
- 長年培ってきた材料業者との信頼
- そして、圧倒的な在庫力
この“見えない基盤”こそが、
日本剣道具製作所と全日本武道具が何十年にもわたり品質を守り続け、
世界中の剣道家から揺るぎない信頼をいただいてきた、
最大の理由なのです。
(取材・文=広報部)







