宮崎県西都市で製作される日本製防具があります。今でこそ「トップ選手の大半」が使用していますね実は十年前に会社の存続ができずに倒産に追い込まれたんです。新聞にも記事にも出てましたが、海外製防具におされ当時の経営陣が安価に持っていき赤字での出荷に気づくこともなく破綻。当時十数年前までは、日本で全て防具ができている、小売店さんが製作していると皆さんが思ってた時代。当時、SNSも進んでない時代で、実態がわからない防具が数多く世にありました。日本製か海外製かもわからない時代でしたね。それは、日本に実在する製作所や、個人商店で製作する「日本製」ぼうぐを海外製が圧迫していく時代でした。10数年いや20年まえには、すでに市場90%の防具は海外製でした。それに気が付いてた人がいたのでしょうか?販売店さんさえも、わからなかったのではないでしょうか?わかっていても仕入れが高騰する日本製より、海外製をえらび販売する小売店さんも全国には多数いたと思います。破綻したあと一つの理由もあります。ただ宮崎の防具自体も、職人、経営者があまりにも昔の防具がいいと思い込み、昔ながらの防具を製作していたことです。製作する「技術は高レベル」でも時代時代のモデルについていってない状況でした。職人のこだわりが強すぎて、一言でいえば「ガンコ」。以前の経営者もこの防具が最高なんだと独りよがりし、周りが見えていない状況で、倒産に追い込まれていたと思います。色んな機関からの斡旋もあり、十年ほど前に全日本武道具とグループ化し川辺社長が宮崎の代表者に就任しました。着任したばかりの時は、職人と意見も食い違い、言い合いしながらガンコ職人たちとドラマみたいに戦ってたと笑って語っておられました。昔の防具型紙を全部破棄して倉庫の奥底に隠して絶対使わないと言われてました。これだけの日本最高のいい技術があるのだから、これに現代の流行を全てのっけて型紙を全部作り直して販売すると。職人さんと社長がワーワーいいながら考えた防具が「MUGEN∞」それが現在の結果だとおもいます。昔じゃいかん、昔にこだわりすぎたらいかん、先人の良い技術をアップグレードせんといかん。昔と現代じゃ剣道人も違う、現代の剣道人の意見をふんだんにとりいれないとダメ。昔の防具がいいと言わせない防具をつくる毎年、型紙は必ず変えないと、マンネリ化していい防具はできない。ただ、昔の技術は大切にしないといけない、職人の想いがつまってるから、と良く社長は言われます。それから 西都 JWいま日本最前線の「日向」そして小売店さんのオリジナルも製作するようになりましたMADE IN MIYAZAKIにはいろんな秘話が隠されています。そして今は、、職人もイキイキしています (笑)徐々に紹介していきます
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